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    1962年に出版された、この本は、世界の環境問題を訴える良書として、ベストセラーとなり、 多くの機関が環境活動を始めるきっかけとなった一冊です。

書籍情報

沈黙の春

    書籍名   沈黙の春
    著者    レイチェル・カーソン
    訳者    青樹 簗一
    出版社   新潮社
    出版月   1987年5月(米'62年) 

内容

<感想>

殺虫剤の使用は厳禁だと言っているのではない、毒の有る、生物学的に悪影響を及ぼす化学製品を、だれそれかまわずやたらと使わせているのは良くない、といいたい。

土壌・水・野生生物、そして更には人間そのものに、こうした化学薬品がどういう影響を与えるのか、ほとんど調べもしないでこれらを使わせたことを問題としている。

砒素ー無味無臭のため、殺虫剤として散布された時期がある。馬・牛・山羊・豚・鹿・魚・蜂などが病気になったり死んだことも有る。人間も砒素中毒、癌になることを今では知られている。

DDTをはじめとする『有機塩素化合物』と呼ばれるが砒素化合物(無機化合物)よりも危険な殺虫剤である。油に混じって体内に取り込んだDDTが体を蝕んで行く様子を解説してある。
 リンク:ウィキペディア『有機塩素化合物』の項目

DDT以外の有機塩素系殺虫剤ークロールデン・ヘプタクロール・ディルドリン・アルドリン・エンドリン 有機リン酸エステル系殺虫剤ーパラチオン・マラチオン(マラソン) ジニトロ化合物ージニトロフェノール・ペンタクロールフェノール

殺虫剤を散布して、アメリカのある町では空から鳥が姿を消した。有る町では川から鮭が消えた。

自然を征服しようとしている人間は、地球を破壊しようとしている、と警告している。

上記殺虫剤のうち、ペンタクロールフェノール・マラチオン以外は、日本では使用を禁止されている。この2つは毒性が まだ弱くて使えるという判断なんですね、でもホントに大丈夫??

hatena

1962年に54歳のときに出版されました。巻末の解説では、著者が執筆した時代の背景が生態学関連の著書とともに説明されていて、どういう時代であったかが想像できます。

人間は地球自体を自分たちのものとして好き勝手にやろうと、リスクを良く知らないままに新しい道具(殺虫剤=毒薬)を使い始めたことに間違いがあったわけですね。

今はよく研究がなされた上で、化学薬品等は用いられているはずですが、ひょっとすると思いもよらない副作用を含んでいる製品が、出回っているかもしれません。

これらをコントロールして使う・使わないを判断し、良い世の中にしていくことは、私たちの使命であると思います。

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